午前は塩瀬隆之先生(京都大学総合博物館准教授)による『与えられたお題を問い直すタイトルのデザイン』でした。
ワークショップにおいて、参加者の思考を活性化させる創造的対話の場を生み出す手法を探究しました。高校生が貧困の定義について30日間思考を重ねた「30days Challenge」の事例や多様な表現の仕方で問いかけの質が変化するさまを紹介していただき、さらには生成AIを活用しながら、さまざまなテーマを受講者同士で話し合いました。
問いかけ方によって思考の幅の変化に気が付くと共に、生成AIを活用したことで近い将来の創造的対話の在り方についても、示唆に富んだ内容でした。
午後は岡田浩先生(和歌山県立医科大学薬学部 社会薬局薬学講座 教授)の『臨床研究COMPASSプロジェクトから考える実装プロジェクトの進め方』でした。
薬局薬剤師による介入研究「COMPASS研究」の事例では、岡田先生がかかりつけの薬剤師として、患者さん主体で病気と付き合っていくための後押しの方法と、その研究についてご紹介頂きました。さらに、この理論的なバックボーンである健康行動科学や行動経済学の「ナッジ理論」と共に、ご自身の人とのつながりを生かしてどのようにプロジェクトを進めたのかを教えて頂きました。
知識を持っていたとしてもそれをただ一方的に伝えるのではなく、相手の話に耳を傾け実行できるという自信を持たせる支援の在り方は、まことに心をひかれるものでした。